ニキビ肌に悩む人が陥りがちなミスとは?

若い頃にニキビに悩まされた、という経験がある方は多いかもしれませんね。
若い頃は、おでこや鼻などにできやすかったニキビ。
年齢が上がるごとに、頬、口回り、あご、首と、下に降りていくと言われています。

とはいえ、基本的なケアの方法に大差はありません。
今回は、ニキビに悩むがゆえに陥りがちな、NGスキンケアについてお話したいと思います。

ニキビケアでやりがちなミスとは?

さて、ニキビができてしまうと、どうにかしたい!と思うのは誰しも同じ。
でも、ケアを一生懸命していても全然よくならない、そんな話も聞きます。

そんな中で、男性に多い間違ったニキビケアとは・・・

  • NGケア①: 保湿をしない
  • NGケア②: 洗顔のしすぎ
  • NGケア③: 誤った保湿ケア

NGケア① 保湿をしない

皮脂が多いことが原因だから、と考える方に多いのがこれ、「保湿をしない」こと。
ただでさえ皮脂でベタついているのに、これ以上保湿なんてしたら、もっとニキビが悪化するのでは?と考え、洗顔後になにもしないパターンです。

ここがミス!
男性の肌は乾燥しやすい

男性はもともと、男性ホルモンの影響で女性よりも皮脂の分泌が多くなりやすいです。
しかし、皮脂の分泌が増えるもう1つの大きな理由は「乾燥」しているから。
乾燥から肌をまもるために、天然のクリームとして皮脂が分泌されるのです。

洗顔後に保湿をしないでいると、乾燥による皮脂の分泌が増えるだけでなく、潤いの少なくなった肌は毛穴の伸縮が悪くなるため、皮脂をうまく外へ出すことが出来ず、毛穴詰まりを起こしやすくなります。
この状況が悪化すると、炎症を起こしニキビになってしまうのです。

これが正解!
洗顔後には必ず「保湿」すること

保湿をするからベタつくのではなく、保湿をしないと皮脂が増えてベタつくのです。

保湿ケアを徹底し、潤った肌を作ってあげましょう。そうすることで、皮脂の過剰分泌を抑えられるだけでなく、毛穴の伸縮もよくなり、毛穴詰まりも起こりにくくなります。

さらに、洗顔後、肌は一時的に、弱アルカリ性へと傾きます。肌が健やかに保たれる弱酸性に戻るまでには3時間は必要だと言われます。その間、肌はとても無防備な状態。保湿ケアで、素早く弱酸性に戻してあげることも大切です。

NGケア② 洗顔のしすぎ



ニキビの原因となる皮脂や汚れを落としたい、毛穴詰まりを無くしたい、ニキビとその原因を無くしたい一心でしてしまう方が多いパターンです。

ここがミス!
過剰な洗顔は乾燥の原因に

肌を清潔に保つために洗顔は重要ですが、男性向けやニキビ肌向けの洗浄剤の中には、洗浄力や脱脂力が非常に強いものや、ピーリング成分が入っているものもあります。
そのため、過剰な洗顔は肌の乾燥を招くだけでなく、肌を健やかに保つ常在菌を減らしすぎてしまったり、必要な皮脂まで落としてしまったり、洗顔時の摩擦で肌を傷つけてしまうなど、デメリットになってしまうことも。

これが正解!
朝晩2回「優しく洗う」こと

洗顔は朝晩2回程度にしましょう。
あまりにも長い時間洗うことや、ゴシゴシこすることはせず、優しく包み込むように洗うとGOOD。

また、洗う際には水温にも注意。冷たい水では汚れが落ちにくく、高すぎる水温は乾燥しやすくなってしまいます。32度程度ぬるま湯がベストと言われていますので、お風呂のお湯より少しぬるく感じるぐらいと覚えておくといいですね。

洗顔料を使う前に予洗いをし、洗顔時は皮脂の多いTゾーン⇒乾燥しやすいUゾーンの順がおすすめです。
しっかりすすぐこともお忘れなく!

ニキビに悩む方には、石けんベースの洗浄剤がおすすめです。殺菌成分の入っている洗浄料もありますが、肌に必要な常在菌までダメージを受けてしまう可能性がありますので、長期連用は避けたほうがいい場合も。
同じく、ピーリング成分の入っているものも、長期連用すると肌にダメージを与えてしまう場合があります。汚れはきちんと落としながらも、肌に優しい洗顔料を選びたいですね。

NGケア③ 誤った保湿ケア

保湿が重要なことは知っているけど、成分まで気にしなかった!という時に起きやすいパターンです。

ここがミス!
アクネ菌急増の原因に

ニキビの原因と言われる「アクネ菌」は、普段は悪さをしない肌の常在菌です。しかし、何らかの理由でエサとなる皮脂が増えてしまうと、数が増えてしまいニキビを引き起こす原因となってしまいます。
このアクネ菌のエサとなるのが油分!
アクネ菌は好脂性で、皮脂や化粧品に含まれる油分をエサとして増えていきます。

皮脂が多いからアクネ菌が増えている状態に、さらにエサとなる油分を化粧品で与えてしまうのは、ニキビができやすくなっているお肌にとって良いこととは思えませんね。

これが正解!
オイルフリーを徹底すること

油分の多いクレンジング製品や、乳液、クリームといった油分の多い保湿剤。
さらに、メンズコスメに多いオールインワンタイプのものでも、油分が入っているものはたくさんあります。
化粧水なら大丈夫!と思われる方もいるかもしれませんが、ドロドロした化粧水は、油分でなくても、グリセリンが多く入っていることがあり、これもアクネ菌の働きを活発にしてしまうことがあります。

また、保湿成分ではなく、界面活性剤の働きでトロみの強いテクスチャになっていることも。界面活性剤が増えると、その分、防腐剤も増えるため、肌の常在菌バランスに影響を与えやすくなってしまいます。

・界面活性剤フリー
・オイルフリー

この2つを満たす保湿製品がおすすめです。
化粧水だけでは乾燥しやすくなってしまうので、化粧水+オイルフリーのジェルや、オイルフリーのオールインワンタイプの保湿剤などがよいですね。

その他、炎症を抑えたり、肌を保護する働きのある「グリチルリチン酸2K」「アラントイン」「プラセンタ」といった成分や、肌のバリア機能を整える「セラミド」「アミノ酸」といった成分もおすすめです。

殺菌成分やピーリング成分(グリコール酸、サリチル酸、AHA等)が入っているものは、長期的に使用することは控えたほうがよいかもしれません。

マスクでニキビに悩む人が増えている



マスク生活も長くなり、口元や首元のニキビに悩む人が増えています。
それは、以下のような要因ができてしまうから。

  • ・マスクで擦れることで肌のバリア機能が下がる
  • ・マスク内は高温多湿で肌がムレやすい
  • ・汗や皮脂の分泌が増えてしまう
  • ・雑菌が繁殖しやすい
  • ・マスクを外すと急激に肌が乾燥する

もともと、ニキビができやすかった人も、そうでなかった人も、
肌が荒れやすくなったり、ニキビや吹き出物が増えてしまった!
ということになりかねない状態なのですね。

まとめ

ニキビケアには「正しい洗顔」「正しい保湿」が大切です。
良かれと思ってしていたことが、実はNGということも多々あります。

自分の肌の状態に合わせて、適切にスキンケア製品が選べるといいですね。

また、ニキビのトラブルは、ストレスや睡眠不足、栄養面の偏りも影響します。
忙しい現代人には難しいことですが、質の良い睡眠をとる、リラックスすることもお忘れなく!

ニキビによいと言われる「どくだみ」「はとむぎ」といったものが配合されたお茶を選んだり、ビタミン、ミネラルをしっかり摂ることも意識すると、よりお悩みから早く解決されますよ。

マスク生活が原因で、ニキビができるようになってしまった、ニキビが増えてしまった。
そんな方も、焦らずじっくりケアしていきましょう。

この記事を書いたのは・・・

ZIGEN株式会社 商品開発・CS管理担当
・化粧品成分検定1級合格
・化粧品成分上級スペシャリスト
・国際薬膳食育師