脂ギッシュなメンズ必見!オイリー肌になる3つの原因と改善方法
男性のお肌の悩みで常に上位に入るもの、それが「テカり」。
若い頃から、皮脂が多くてテカテカする、年齢を重ねるとなんだかギラギラして見えたり、ギトギトして見えて清潔感が気になる、そんな男性がたくさんいます。
体質や肌質はありますが、実はケア次第でコントロールできるのがテカりのお悩み。
今回は、テカりに悩む方におすすめのケア方法と、NGスキンケアをお話しします。
なぜ男性の顔はテカる?
男性は女性に比べ、皮脂が分泌されやすいのはご存知の方も多いかもしれません。
その理由は2つ、男性ホルモンの働きと、毛穴の大きさです。
女性ホルモンは肌のキメを細かくし、皮脂の分泌を抑える働きがあるのに対して、男性ホルモンは角質層を増やし皮膚を厚くしたり、皮脂を分泌する働きがあります。
また、男性は皮脂が多いことで、皮脂腺の働きが活発になり、数も増えます。
そのため、毛穴の数も多いと言われるだけでなく、毛穴が開いて大きくなりがち。
だから、男性の肌はテカりやすいのです。
テカリってケアで対策できるもの?
実は、テカりにはもう一つ原因があります。
それは、「乾燥」。
これは男女問わずに言えることですが、肌は乾燥するとバリア機能が低下してしまうため、
自らを守るために、天然の保湿クリームの働きをもつ皮脂を分泌します。
適量であれば肌にとっても大切な皮脂ですが、乾燥するとどんどん皮脂量が増えてしまうのです。
つまり、乾燥を防ぐことができれば、テカりを抑えることができます。
すなわち、必要なのは「保湿ケア」です。
テカりやすい人がスキンケアでやりがちなミスとは?
- NGケア①: 保湿をしない
- NGケア②: 洗顔のしすぎ
- NGケア③: 皮脂のとりすぎ
NGケア① 保湿をしない
ただでさえ皮脂の分泌量が多くベタついているのに、これ以上保湿なんてしたら、もっとテカってしまう!
と考え、洗顔後は何もしない、そんな方が非常に多いです。
心当たりはありませんか?
ここがミス!
乾燥は肌トラブルの元
洗顔後は、肌が最も乾燥しやすいタイミング。
ここで保湿ケアをしないでいると、乾燥を感じた肌から皮脂が分泌されます。
ただでさえ男性は皮脂が分泌されやすい性質があるだけでなく、乾燥による皮脂分泌まで加わってしまうと大変ですよね。
大量の皮脂分泌は、テカりを生むだけでなく、毛穴を開かせる、詰まらせる、ひいてはニキビの原因を作る、といったことまで引き起こしかねず、美肌の天敵。
テカりやすい方が、毛穴の悩みやニキビの悩みを併発している方が多いのも、ここに理由がありそうです。
これが正解!
洗顔後には必ず「保湿」すること
洗顔後は肌の水分がどんどん蒸発していきますから、できるだけ早く保湿ケアをしましょう。
保湿をするとテカりやすくなるのではなく、保湿をしないから、よりテカるのです。
潤った肌を作ることで、皮脂の過剰分泌が抑えられますし、肌の色も明るく見え、清潔感がUPします。
ただし、皮脂が出やすい方はベタつくのが苦手な方も多いです。
油分の含まれたジェルや乳液、クリームなどは、よりテカってみえる状態を作りかねないため、オイルフリーのものがおすすめです。
NGケア② 洗顔のしすぎ
皮脂で顔がヌルヌルする、テカって気になる、そんな時、都度水で洗顔をしたり、1日に何度も洗浄剤を用いて洗顔をしていませんか?
ここがミス!
過剰な洗顔はテカリの原因に
確かに、皮脂は洗浄剤がないと落ちにくいですが、必要な皮脂まで落としてしまうと肌は乾燥します。
また、水洗いもさっぱりはしますが、その後の保湿ケアができていないと、やはり乾燥を進めてしまいます。
特にテカりや皮脂に悩む方は、サッパリした洗顔料やクールな洗顔料など、洗浄力や脱脂力が強いものを選んでしまいがち。
その瞬間は気持ちいいかもしれませんが、洗顔のしすぎは、肌が落ち着く暇がないだけでなく、肌に必要な皮脂や、常在菌などを必要以上に洗い流してしまいます。
結果、肌の乾燥を招き、皮脂が増えてしまうのです。
これが正解!
皮脂を落とし過ぎない、優しい洗顔を
洗浄剤を選びをきちんと行い、洗顔回数も1日2回程度にしましょう。
さっぱりタイプの洗顔料や、酵素の配合された洗顔などは、スッキリしますが、必要な皮脂まで落としている可能性も。洗顔後に、肌につっぱりを感じるようであれば要注意です。
洗浄剤は、皮脂汚れに強く、肌に優しい石けんベースのものがおすすめ。
また、潤い成分や肌を整えるような美容成分配合のものだとより良いですね。
洗い上がりの感覚が異なるので、最初は「本当に汚れが落とせているの?」と感じるかもしれませんが、潤った洗いあがりを感じられるものが良いと思います。
また、洗う際には水温にも注意。冷たい水では汚れが落ちにくく、高すぎる水温は乾燥しやすくなってしまいます。
32度程度のぬるま湯がベストと言われていますので、お風呂のお湯より少しぬるく感じるぐらいと覚えておくといいですね。
洗顔料を使う前に予洗いをし、洗顔時は皮脂の多いTゾーン⇒乾燥しやすいUゾーンの順がおすすめです。
NGケア③ 皮脂のとりすぎ
皮脂が気になった時、
・油とりフィルムで皮脂を取る
・フェイスシートで顔をゴシゴシ拭く
こんなことをしていませんか?飲食店のおしぼりで顔を拭くのも同じ行動です。
ここがミス!
乾燥や刺激になることも
皮脂が多いと不快ですよね。スマホの画面はギトギト、顔を触った手で持ったマウスがヌルヌルする、そんなこともあると思います。
でも、油とり紙や、男性用でより皮脂のとれる油とりフィルムなどは、皮脂が取れすぎてしまいます。
さらに、メントールやアルコールの配合されたフェイスシートで顔を拭いてしまうと、さっぱりはしますが、皮脂が取れすぎるだけでなく、ゴシゴシ擦ることでの摩擦や、メントールやアルコールが刺激になる人も。
そして、清涼感のある成分は揮発性が高いため、肌の水分も飛びやすく、乾燥しやすくなってしまいます。
これが正解!
まずは皮脂を抑えるデイリーケアを
まずはテカりにくい、皮脂の過剰分泌を抑えるスキンケアを日々行っていきましょう。
それでも皮脂が気になってしまうシーンはあると思います。
そんな時には、油とりフィルムやフェイスシートではなく、ティッシュがおすすめ。
広げたティッシュを三角に折り、指に挟んで軽く抑えるようにします。
これだけで、肌表面の不要な皮脂が取れて不快感がへるだけでなく、摩擦を起こして肌を傷めることもありません。
さらに、必要な皮脂を落とさずに済むため、さらに皮脂が分泌されるといった状況を減らすことができますよ。
ストレスにもご用心!
皮脂の分泌を促す働きのある男性ホルモン。
これは、ストレスによってさらに分泌が増えてしまいます。
忙しい男性は、ストレスフル。
ストレスを無くすことはできませんが、1日の終わりには湯舟に浸かってリラックスする、しっかり睡眠をとるなど、生活の中でリラックスできる時間を作っていけると良いですね。
まとめ
テカりのケアは、「皮脂の過剰分泌を起こさないこと」「必要な皮脂までとりすぎないこと」が大切です。
不快感を取り除くために行っていたことが、さらに皮脂を増やす原因になっている、ということは案外よくあること。
まずは、スキンケアや、アイテムを見直してみると、グっとお悩みが減ることもありますよ。
また、食生活では、脂っこい食べ物を減らすこともよいかもしれません。
さらに、男性にはマストと言われる「亜鉛」や「鉄」をはじめとした、ミネラルをしっかりと取ることで、肌の色が明るくなったり、毛穴がの悩みが減ることも。
肌質だから、遺伝だから、体質だから。もう仕方ない!と思わずに、ちょっとだけスキンケアの方向性を変えてみてくださいね。
ZIGEN株式会社 商品開発・CS管理担当
・化粧品成分検定1級合格
・化粧品成分上級スペシャリスト
・国際薬膳食育師
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